ワールドカップバレーは、4年に1度開催される国際バレーボール連盟が主催する大会で、オリンピック、世界選手権と並んでバレーボールの世界3大大会の1つです。
来年2020年のオリンピックの前哨戦として、世界のライバルとの差を確かめる場だけではなく、日本代表を選出する選手選考の場としても非常に注目の大会です。
この記事では、女子大会の大会日程と注目国を紹介します。
大会方式
ワールドカップバレーは「開催国」「前年の世界選手権優勝国」「5大陸選手権の優勝国と準優勝国」のいずれかの条件を満たす12ヶ国が参加します。
大会は参加12ヶ国の1回総当たりで行われ、セットカウントによって与えられるポイントの総数によって、順位が決まります。
前回2015年のワールドカップバレーでは、上位3ヶ国が翌年のリオデジャネイロオリンピックでもメダルを獲得しているので、2020年東京オリンピックの行方を占う重要な大会です。
大会日程・開催場所
女子大会は2019年9月14日(土)~9月29日(日)の16日間で開催され、合計11試合を戦います。
開催地は、横浜、札幌、大阪、浜松、富山での開催が決まっており、詳細な日程は組合せ抽選の際に決定します。
大会では12チームを6チームずつAサイトとBサイトに分けて、1日で合計6試合を行います。
日本の対戦順は今後の抽選できまっていきます。
注目はタレント軍団「セルビア」・アジアの壁「中国」
ワールドカップバレーでの注目国の1つは、世界王者のセルビアです。
2018年の世界選手権では悲願の初優勝を飾り、今波に乗っているチームです。
このチームの魅力は何と言ってもタレントの多さです。
エースのボシュコビッチ選手は最高到達点315cmと女子バレー界でも随一の高さを誇るアタッカーです。
ミドルブロッカーのラシッチ選手はミドルブロッカーでありながら、スパイクの打数も多く点数を取れるミドルブロッカーです。
また、日本のJTでプレーするミハイロビッチ選手も、最高到達点300cmを超える大型アタッカーです。
誰か1人を抑えるだけでも大変なのに、誰か1人抑えても同じぐらい点数を取れる選手がまだ他にもいるというのは、対戦相手には大きな脅威となります。
そして、もう1つの注目国は中国です。
中国の強さはその高さにあります。
平均身長は、各世界代表の中でも随一の高さで、相手の攻撃をシャットアウトします。
そして、中国の攻撃を一手に担うエース シュ・テイ選手の圧倒的なアタックも注目です。
2020年のオリンピックを占うワールドカップバレーについて大会日程や、注目国を紹介させていただきました。
世界のトップ12ヶ国が集まる大会が日本で開催されるということで今からとても楽しみですね。
(t6)