9月から11月まで日本で開催されたラグビーW杯ですが、日本は予選プールを突破し、史上初のベスト8入りを果たしました。
アジアで初めて開催されたW杯で、日本チームが躍進したことは快挙であり、非常にうれしく思います。
そこで今回は日本ラグビーの躍進の秘密と、今後の展望について書いていきたいと思います。
日本ラグビー躍進の秘密
これまで日本のラグビー界は、アジア予選を勝ち抜くのがやっとで、W杯でもグループプールでの1勝を目標としていたチームでした。
しかし、4年前のW杯イングランド大会で、日本は予選プールで優勝候補である南アフリカから大金星をあげました。
ラグビーは身体的な接触が多く、番狂わせが一番起こりにくいスポーツと言われているので、このニュースは世界に大々的に放送されました。
その日本ラグビー躍進の立役者が、今回大会でイングランド代表を準優勝に導いたエディー・ジョーンズHCだと言われます。
エディー・ジョーンズHCは、ラグビーの強豪国であるニュージーランド出身で、日本の東海大学ラグビー部でも指揮をとったことのある監督です。
エディー・ジョーンズHCは、これまで日本人が苦手としていたフィジカル面の強化を目的とし、長期の日本代表合宿を行いました。
体格面で海外選手に劣っていた日本代表選手たちに、AIを導入した戦術改革、レスリングを応用したタックルの方法や激しいワークアウトを実行し、日本ラグビーを強くしました。
2014年のイングランド大会では、南アフリカに予選プールで大金星を挙げたものの、惜しくも予選敗退。
翌年その体制を引き継いだジェレミー・ジョセフHCの下、今回のW杯では見事ベスト8輝きました。
社会人リーグラグビーのプロ化とラグビー界の未来
現在「にわかファン」という言葉が流行するほどラグビー界が盛り上がっています。
日本ラグビー協会関係者や選手たちも、この盛り上がりを継続することが大切だと話しています。
日本ラグビー協会の副会長である清宮克彦氏をトップとして、ラグビーのプロ化を推進する方向で調整しています。
主な収入源は、放映権料を基本に考え運営をしていくこを検討しています。
このような流れの中で、日本ラグビー界に絶対的なスターが誕生し、子供達のあこがれの的となるような選手が誕生すれば、ラグビーは更なる発展を遂げていくと多くのラグビー関係者は話しています。
現在、W杯終了後も様々なメディアでラグビー選手が取り上げられています。
今後も更なるラグビーの発展を願うとともに、ラグビーの強豪国であるニュージーランドのようにラグビーが日本の文化になることを期待しています。