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日本バスケットボール界の現状・未来のために世界で勝てる日本代表作りが急務

バスケットボール

若者の間でバスケットボールは人気のスポーツではあるが、野球やサッカーのレベルにはまだ追いついていない。

バスケットボール界の将来を盛り上げていくためには何が必要か?



 

バスケ界の現状を踏まえ考えてみた。

 

Bリーグ発足

2016年9月、華々しくスタートした「Bリーグ プロバスケットボールリーグ」。

3年目を迎え、現在のチーム数は全国36チーム(B1、B2)と地域密着型スポーツとして、広く根付きつつある。

それまでの日本バスケット界は全く別の2リーグ体制だった。

その為、優秀な選手が分散、もしくは埋もれてしまうという日本の中だけの人気争いをしていた。

FIBAからも国際大会出場禁止という制裁を受けた苦い経験を乗り越えて、一つの統合リーグ「Bリーグ」として生まれ変わった事はバスケットファンならずとも周知の事実である。

 

バスケの人気

1990年代、NBAの最高峰選手で結成されてオリンピックで金メダルを獲得した「ドリームチーム」や、バスケ漫画「スラムダンク」等で、日本の若者の間で一躍人気スポーツとなったバスケ。

当時は日本の競技人口約100万人を超えたが、今は少し落ち着き約60万人。

それでも、部活を中心とした少年・少女の競技人口は、サッカーに次いで未だ2位と、人気は根強い。

中学・高校には広いグランドはなくても体育館はほぼ必ずある。

最近では公園にも数多くのバスケットリングをみかける様になった。

自宅の庭にある事もよくみかける。

リングとボールがあれば、1人でも、2人でも3人でも手軽に遊べるスポーツだ。

このような手軽さも人気の要因ではないかと思う。

 

学生バスケ界の実状

そんな風に若年層から確実に競技人口を増やしてきているが、ここ数年で急激に様変わりしてきたのが、高校バスケ界(その延長である大学バスケ界も)である。

留学生(セネガル等)を数多く抱え、留学生のいるチームしか上位に残れなくなってきている。

留学生の力の差で勝敗が決まる程、重要なファクターとなってきた。

私の母校(大学)は、50年以上続くクラブだが、その歴史史上初となる留学生を獲得するに至った。

OBからも賛否両論の声が出たが、背に腹は変えられない状況だ。

そうでもしないと、勝てない。勝てない=指導者はクビを宣告されてしまう。

部活や体育会の本来の意義である「育てる」という事が薄れてしまってきているのではないかと、不安にすら思う。

どうしても、即戦力を求め、すぐに結果を出していかないといけない風潮。

これは、何もスポーツの世界だけではなく、ビジネスの世界でも求められてきている風潮だ。



 

スピードが速く多様性を求められるようになり、じっくり時間をかけて辛抱強く社員を育てる(=選手を育てる)という状況ではない。

 

ただ、一方冒頭の「Bリーグ」ができた事で、「あの舞台で活躍したい」「プロ選手になりたい」という若者も増えてきている。

中学、高校、大学、Bリーグと一連の流れができつつある。

とはいえ、やはりサラリーが少ない、怪我をしたらクビ、将来が約束されない(それはどの仕事もそうだが)等、人気が出ているとはいえ、まだまだそのあたりは野球やサッカーのレベルには到底追いついていない。

では、もっとサラリーを稼げるスポーツにするにはどうしたら良いか。

一つ絶対にいえる事は「日本代表」が強くなる事だと私は思う。

 

日本代表が強くならなければいけない理由

何故、日本代表が強くならないといけないのか。

全てはスポンサーやメディアをいかに数多くつけるか、取り上げて貰うかにかかっている。

強くなればメディアも取り上げる、有名になればスポンサーもつく。

スポンサーがつけばもっと観客動員数を増やす為の様々な演出や仕掛けを企画できる。

特に日本代表選手のいるクラブは、更に観客が増え、地域活性化に繋がり、相乗効果で盛り上がる。

世界で勝てる日本代表作り、これがやはり急務だ。

それは「選手を育てる」といった悠長な暇はなく、即戦力で強くしていかないといけない。

そういった意味で、アメリカで活躍している日本人選手「八村」や「渡辺」を代表に起用した事は大きな転機となった。

実際、現在行われている世界選手権では、彼らの活躍により勝ち続けており、なんと言ってもその他の代表選手の気持ちがかなり変わった事が一番の収穫だろう。

世界で勝てる日本代表にいる事で、モチベーションを上げており、もっと世界で勝ちたいという気持ちの代表選手が、Bリーグの全選手を引っ張っている。

「日本一丸」というスローガンを掲げて、2020東京五輪出場に向けて戦っている現在の日本代表はとても面白く興味深い。

何度も言うが、勝つ事が、今後の日本バスケットボール界の未来の為には絶対条件だ。

 

まとめ

昨今の日本スポーツ界では、純日本人に加え、ハーフやクオーターの日本国籍選手が大活躍している。

純日本人では、筋肉の質を筆頭に、何から何まで限界がある(そうでない人もたくさんいるが)中、彼ら、彼女らの活躍は日本のスポーツ界全体のレベルアップを牽引している。

バスケットに関しても、総力を結集して日本一丸となって、世界で勝てるチーム作りをしていってもらいたい。

(mn)



 

 

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