プロ野球ペナントレースの開幕がいよいよ迫ってきました。(2019年3月29日)
開幕を前に注目のルーキーをご紹介します。
今回取り上げるのは、読売ジャイアンツのドラフト1位高橋優貴選手です。
高橋優貴選手基本情報
高橋優貴(たかはし ゆうき)選手は1997年2月1日生まれ現在22歳です。
出身は茨城県で左投げ左打ち、ポジションはピッチャーです。
高校は東海大菅生高等学校で投手として活躍しましたが、甲子園への出場経験はありません。
その後、八戸学院大学に進み、先発投手として活躍しました。
大学時代に奪った三振数通算301個は北東北大学リーグの最多記録であり、現西武ライオンズの多和田投手の記録を更新しました。
そして、11月のドラフト会議で読売ジャイアンツにドラフト1位での入団が決まりました。背番号は12番です。
高橋選手の特徴は「スクリュー」
高橋選手の最大の特徴は「スクリュー」という変化球です。
スクリューは、利き腕と同じ方向に曲がりながら落ちていく変化球です。
高橋投手は左投げなので、高橋投手から見て左方向に曲がりながら、落ちていく変化になります。
スクリューの使い手と言えば、元中日ドラゴンズのレジェンド山本昌投手が代表的ですが、現役のピッチャーで投げる投手は少なく、それだけに大きな武器となる変化球です。
また、スライダーや、カーブ、チェンジアップなども投げ、ストレートと変化球の緩急でピッチングを組み立てて、最後は決め球スクリューで仕留めるのが、高橋選手の特徴です。
開幕ローテーション入りなるか
大学出身のドラフト1位ルーキーということで、開幕直後から活躍が期待されています。
巨人の左の先発ピッチャーと言えば、田口投手がいますが、田口投手に次ぐ左の先発ピッチャーというとあまり候補がいないというのが現実です。
2012年のパリーグMVP投手の吉川投手は不振でリリーフでの起用が増えていますし、生え抜きの先発左腕内海投手は炭谷捕手の人的補償として、西武に移籍してしまいました。
競争相手と言えるのは、2018年クライマックスシリーズで自身初先発を経験した今村投手ぐらいでしょうか。
他には、今年から加わった岩隅投手や、期待の若手高田投手などがいる巨人投手陣ですが、彼らとの競争に勝てば、開幕ローテーション入りも見えてくるかもしれません。
現役投手では投げる投手の少ないスクリューという変化球を投げる投手ということで、どんな活躍をしてくれるかが楽しみですね。
若い投手には珍しく緩急を使った技巧派ピッチャーなので、速球派のピッチャーに負けない活躍を期待したいです。
(t6)